H28年3月5日(土)第57回酒友・日本酒初心者セミナー『アル添酒VS純米酒VS本当の純米酒の正しい法規を学び利き酒してみる会』アフターレポート!

更新日:2016/03/28

先日3月5日(土)に私がいち早く実現したかった日本酒の会の1つを終了しました。

それが今回『アル添酒VS純米酒VS本当の純米酒の会』でした!
今まで何度も店内やブログで声を大にして言ってきましたが、本当に現在酒造りの主流となっている95%以上が『速醸もと酒母で造っている純米酒』に限ってはひどい『混ぜ物酒』と言う事実!!
その内容はもうここではお話するつもりはありませんが(知りたい方は吹田江坂・酒友に来てネ)更に付け加えるなら『速醸もとで造った純米酒より、アル添酒の方があえて言うなら人間の体にとってはまだ良い酒である!』と言う事実も含めてです!

こんな事は普通に酒税法を勉強している者にとって「当たり前の事!」なのですが、一般の世の中の「日本酒ファン」はもとより日本酒を販売している酒屋や、日本酒を専門に取り扱っている業務店の一部の方々でさえ「純米酒の方が最高!」と言っている輩がいますが、何を根拠にそんな事を言っているのかを聞いてみたいものです!!もう一度、最後にこの場を借りて言いますが、日本酒とはラベルの記載事項を見てから飲むものではなく、目からの一切の情報なしに、とにかく飲んでみて「美味い!」と思える酒が、自分にとって最高の酒で、そこには「アル添・純米」は関係ありません!つまらない事にとらわれず「100%の日本酒ワールド」をもっと謳歌しましょう!!という事を理解して頂く為に、まず法規上から「純米酒」の定期を説明し次に各々に当てはまる酒を実際に飲んで(正しブラインド利き酒で!)もらい、どう感じたかを体験してもらう会でした。
実際に『速醸もとによる純米酒は「混ぜ物酒」』と私と同じ思考を持つ蔵元様もおられ、それが有名な新政酒造(秋田)の佐藤祐輔さんや小布施ワイナリー(長野)が造る日本酒(ソッガペールエイス)の尊我さん、笑四季(滋賀)の竹島さんらです!
では今回、日本酒業界に風穴を開けるくらいに匹敵する大変重要だった『アル添酒VS純米酒VS本当の純米酒の会』のアフターレポートを紹介していきます。
(当店「酒友の」日本酒の会は「日本酒学校」と呼び、学校の様に6時限目までの「授業」がありますが、その1つ1つの「授業」が、実は会を盛り上げる為の「各イベント」で、その6つのイベントが日本酒を色々な角度から楽しめるように1つに組み込まれた今までどこにもなかった「オンリーワンの日本酒の会」です。)

では、まず今回「出品酒」として純米酒とアル添酒を織り混ぜて店長がセレクトした酒達です!

 

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1(静岡)磯自慢・水響華 大吟醸(アル添酒)
2(山形)十四代・水響華 本丸 特別本醸造(アル添酒)

 

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3(新潟)久保田・紅寿 特別純米(純米酒)
4(新潟)〆張鶴・しぼりたて本醸造(生)原酒(アル添酒)

 

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5(福島)会津・凛 吟醸(アル添酒)
6(岐阜)射美・吟撰(アル添酒)

 

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7(山形)雅山流・裏版 楓華 純米(純米酒)
8(山口)東洋美人・槽垂れ 純米吟醸(生)(純米酒)
9(長野)ソッガペールエフィス・エロティックサケ6号酒母 現代生もとと純米(純米酒)

と言うように9種類中、純米酒(4種類)、アル添酒(5種類)で、この中で唯一「本物の純米酒」として紹介していたのが、9番の「ソッガペールエフィス」でした。(本来は「現代生もと版」ではなく「古式生もと版」を用意したかったのですが、「酵母添加の生もと版」しか、今年(27By)は造らない!と聞いていたので、自然界の乳酸菌を取り込んだ仕込みをするならば「現代生もと版」でも良し!としました。)

今回この会の内容の流れとして、まず1時限目にアル添酒と速醸純米酒(混ぜ物純米酒)と、本物の純米酒(混ぜ物のない純米酒)について、各々法規上から聞いた誰もが完全に納得せざるを得ない説明をしてから2時限目は毎度の「正しい利き酒のやり方」を説明し、3時限目はブラインドによる利き酒で実際に飲んで体感させ、4時限目では「正しい利き酒のやり方」が理解出来たかを試す「利き酒テスト」をして、5時限目はそれらブラインドしていた酒の正体を全て明かして1本ずつ説明しながら給食タイムも同時にスタートしました。そして6時限目は3時限目「利き酒テスト」の全問正解者の発表と、本日「出品酒(9種類)」のベストスリーとワーストワンの発表という進行でした!因みにブラインドによる「ベストスリー」は、私が思った通りの結果で、全て上位は「アル添酒」が占めました!!
つまり目で先にラベルを見て利き酒すると、大体の方が「純米酒が美味しい!」と言いますが、ブラインドにより何も情報なしで利き酒すると、ほぼ全員の方が「アル添酒の方が美味しい!」という結果となりました!何だかんだと、つまらない中途半端な知識を立て前にしても、正直な結果がこれです!!
全国の皆様「目で酒を飲むのではなく、酒はまず口で味わいましょう!」これが40年以上、日本酒に関わり飲み続けて来た酒友店長が思う「日本酒ファンとなる為の基礎中の基礎の第一歩」です。

よく酒友「日本酒の会」に参加している人は全員が「日本酒の上級者ばかりで、私なんか何も知識の無い人は参加出来ない!」とよく言われますが、(又はそういう風に言って参加する気がないのかも知れませんが…)知識などは「酒友・日本酒の会」へ参加していれば、自然と身についてくるもので、1番大事な事は先入観無しで飲むことが出来る方で、この方は私から見ると既に「上級者の入口に立つ人」です!!どんなに知識を勉強しても、目で利き酒する人はいつまでたっても利き酒能力は身に付かず、私からするとこういう方が「日本酒初心者」という方なので、「知識はまだ無くとも、口で利き酒出来る!」という方達が参加している会なので、心配しないで堂々と気軽に参加して下さいネ!

 

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1時限目『日本酒初心者セミナー』アル添酒と混ぜ物純米酒と本物の純米酒について講義中です。

 

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5時限目『本日の出品酒の説明と給食時間スタート』で、出品酒のブラインドを剥がして1本ずつ酒の紹介をする店長

 

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同じく5時限目『給食時間スタート』としてコース形式で提供された料理の数々!
1、前菜三種(人参のコンポート、菜の花のおひたし、土ゴボウの旨煮白ゴマ和え)

 

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2、旬のお造り四種(瀬戸内・平鯵たたき、富士・ホタルイカ酢みそ、とろサーモン、伊根・寒ブリ)

 

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3、春のサラダ(ツナとフレッシュ野菜・イタリアンドレッシング)

 

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4、酒肴八寸(海鮮蒸しシューマイ、ポークソーセージ、肉じゃが詰めコロッケ、海老すり身カツ、大葉刻み入り出し巻き、色々鮮魚の幽庵焼き)

 

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5、旬のかます子と春野菜の天ぷら

 

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6、赤紫蘇のおにぎり
7、大根と豆腐と人参の味噌汁

 

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今や第57回目の「日本酒学校(日本酒の会)」となるが、第1回目より一貫して「ブラインド利き酒」をしてきた大阪では元祖的な日本酒の会!
皆様口を揃えて「ラベルを見て利き酒するのと見ずにするのではこんなに酒の感じ方が違うものか!?」と言っています!
あと、もう1つのテストとして「ラベルを見ずにアル添酒と純米酒は見分けれるか?」という事にチャレンジして頂きましたが、全員全問正解者はいませんでした!!

 

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通常の「利き酒テスト」では唯一女性の参加者(梅ちゃん)が全問正解で優勝しました!
おめでとうございます!!手には優勝カップと酒友公認・利き酒名人(第3級位)認定書を持ち大喜びする梅ちゃんで〜す!
とまァこんな感じで今回の『酒友・日本酒学校』は無事終了致しました!!

さて、次回4月9日(土)は『酒友・日本酒初心者セミナー&知られざる銘酒と一期一会の希少酒の会』を開催します!
大阪では、まだあまり知られていない銘柄の酒や、知入るけど大阪では取り扱い店が無い為、入手が困難な酒や、知名度のある酒だが今回一度だけ試験的に造ってみた!と言う、もしかしたらもう二度と造られないかもしれない「一期一会」的な希少酒となるかもしれない酒などを全国から酒友店長セレクトで取り揃えてみました!!今回飲んでおかないと絶対後悔するような酒ばかりなので、是非この機会を見逃すな!!
ちょっとだけセレクト酒の一部を教えましょう!目標参加人数に達した時は、あの日本で最も製造石数が小さく、ただでさえ夏頃までは蔵元にも1本も在庫が残らない!と言う「幻の酒」と言われる「射美」(岐阜)の中でも今回試験的に極少タンクで仕込み、一升瓶サイズは無く、4合ビンサイズのみ!と言う「焼酎白麹菌」を一部造りに使用してみた!と言う超希少酒「射美・ホワイト」を出品しようと思います!これは1年前酒友で「射美の会」を開催した際、店長が7年前より焼酎白麹菌を使用して造っている「加茂福・大正の白鬼」を杉原杜氏にプレゼントした事がキッカケとなった事に端を発しています!!他に奈良萬蔵元が2015年ロンドンIWC大会でトロフィー賞を受賞した酒なども出品しますヨ!あとは秘密です。

また今回の「日本酒初心者セミナー」は、参加者側から日本酒関連の質問をして頂き、その場で即答して教えていく!と言う「質疑応答形式セミナー」としてみようと思ってます!
日本酒のあらゆる知識(発酵学、歴史学、酒税法、他)の公認を受けている、いかにも酒友店長らしい、いや酒友店長にしか出来ないセミナーとなります!参加者の皆様は、この際聞いておきたい質問をいっぱい考えて来て下さいネ!(詳細はここをクリックして下さい)


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TEL:06-6821-2985