第67『「超有名蔵プレミア酒VS一般実力蔵酒」ブラインド利き酒すると結果は?の会』終了レポート

更新日:2016/08/08

先月7月9日(土)に『酒友・日本酒初心者セミナー』シリーズの会として、現在の日本酒業界で最も気になっている事に1つの終止符を打つ会を開催しました。
その内容は現在誰もが認める「超有名蔵のプレミア酒」らは本当に定価以上の値段が付けられて(プレミア値)売られる程本当に「美味しい」のか!?ただ世間で騒がれている為、目で見てそのラベルが貼られていると、それだけで脳が勝手に判断して「中々入手出来ないプレミア酒だぞ!美味しいと思わないといけないぞ!」と命令を下しているのではないか!?これを私はいつも「酒を目で飲む」と表現しているのだが、もし何の情報もなしで飲むと果たして同じ結果となるのか?と言う事を実証するために、今回この会を企画開催したのです!!
まァ酒の会で「新聞紙を巻き、ラベルを全てシャットアウトして利き酒させる」という手法は『酒友・日本酒学校(日本酒の会)』の第1回目開催時より毎回行っていて大阪では、当店「酒友」が元祖である!(現在、他の店も多々真似てやっているようだが、単にブラインドにして利き酒させても利き酒方法を知らない一般の方にはどこに注意してどのように利き酒してよいのか?が分からないため下手をすると結局何も分からない!という事になってしまうだけで、主催側がちゃんとした説明が出来ないと単に酔を早めるだけの「宝の持ち腐れの利き酒」となるだけなので、参加者も「主催者の力量」を調べて参加しないと「酒を楽しむどころか疲れてしまうだけ」という結果になってしまうので注意して下さいネ!)

知っている方も多くいると思いますが、私は日本酒造組合が開催する「全国利き酒選手権大会」での入賞常連者の1人で大阪予選では勿論優勝している「利き酒のプロ」なので「ブラインド利き酒」をさせる前には本当に正しい「利き酒方法のやり方」を教えてから開催しているので、今回この会で「プレミア酒は本当に美味しいのか?」をブラインド利き酒させるには本当に意味ある手法でした!

「では一般参加者の下した結果は…!?」まァ慌てない慌てない!後で結果報告しますので!
とりあえず今回『会』で使用した日本酒から紹介していきます。

 

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今回はプレミア酒も、一般蔵酒も条件を合わせる為、精米歩合55%〜60%までの純米〜純米吟醸表示とされる酒に統一してます。つまり「酒のランク」を一定にしておかないと、いくらプレミア酒であっても、それが「純米」規格で一般蔵酒が「大吟醸」規格であるとやはり味に差が出ますからネ!!

 

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1、(山形)十四代・中取り 純米無濾過
2、(福島)飛露喜・特別純米

 

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3、(青森)田酒・特別純米
4、(佐賀)鍋島・特別純米

 

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5、(広島)富久長・純米吟醸 無濾過(生)原酒
6、(富山)有磯曙・八代仙 純米吟醸(生)

 

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7、(長野)幻舞・特別純米(生)
8、(福井)越前岬・シュタルクカイザー超辛口(+10)純米
9、(佐賀)宗政・純米吟醸

それでは元祖「ブラインド利き酒」の本家「酒友」が開催する様子を含めて会の模様を紹介していきます!
その前に当店「酒友」が開催する『日本酒の会』は日本酒のあらゆる知識や料理の相性理論などを、その日の酒に組み合わせて特別に考案された数々をフルコース形式で実際に飲んで食べて体感しながら学んでもらい、同じ「日本酒を趣味とする者同志」が新しい親交の輪を広げていく為に、一緒に会を盛り上げる6つのイベントを「授業」と称して学校形式に置き換えた日本酒の会で、それを『酒友・日本酒学校』と呼んでいます!

 

◎朝礼(主催者(酒友校長)の挨拶)

 

◎1時限目(日本酒初心者セミナー質疑応答)の授業
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日本酒に関する質問なら、何でも良いので酒友校長に利いてみよう!
日本酒の歴史学、酒税法、醸造理論学などを1冊の本にまとめ上げた日本酒の専門書「日本酒と焼酎のバイブル」を発刊する程のあらゆる知識を持つ酒友校長ゆえに、どんな質問にも即答します!!(大阪中で開催されている日本酒の会で、このコーナーを出来るのは唯一「酒友」だけです!)

 

◎2時限目(正しい利き酒方法を教える)授業
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冒頭でも書きましたが「正しい利き酒方法」を最初に教えるからこそ「ブラインド利き酒」をしてみる意味と価値が出てくるのですヨ!!
「日本酒の会の格好を付けるためだけ」に「いかにも」と言うような言葉も綴っていたらずにするようなモノではありません!!

 

◎3時限目(本日の出品酒を実際に利き酒してみる)授業
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この「正しい利き酒方法・4つのポイント」は全国11ケ所で開催される各国税局毎の鑑評会や広島の酒類総研での全国新酒鑑評会の審査員らが実際に行うやり方と全く同じ土俵で、全国利き酒大会に臨めるようになりますヨ!!

 

◎4時限目(利き酒テスト)の授業
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このテストに全問正解した方は「酒友・利き酒名人認定証」が授与されますので皆様頑張って!!

 

◎5時限目(ブラインドを剥がして本日の出品酒の説明と給食時間のスタート)
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本日の出品酒を1本づつ詳しく説明する酒友校長
(因みに校長が胸につけている札は日本酒造組合が発行する全国利き酒地方予選を勝ち抜き、全国利き酒大会へ高順位で行かれた方にだけ送られる「利き酒師認定証」で、裏面には校長の顔写真と名前がプリントされてます。大阪ではまだ2人しか認定されてません!!)
そして酒友校長が考案した「酒友式日本酒と料理の相性理論」(この理論が日本醸造協会に認められ、酒友校長は日本醸造協会の日本酒講師に認定されました)を駆使して考案した料理が以下の物です!!

 

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1、夏の前菜(泉州産水なす、もやしのピリ辛ナムル風、ワカメとしらすの酢物)

 

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2、夏の造り四種(とろサーモン、鹿児島沖・生マグロ、若ぶり、島根・平アジ)

 

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3、夏のサラダ(ポテトサラダの野菜サラダ、ゴマ醤油ドレッシング)

 

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4、夏のパスタ(炙りサーモンほぐし身のクリームソースパスタ)

 

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5、酒肴八寸(ハーブ入り生フランクのボイル粒マスタード添え、青ネギ入り出し巻き、茶豆枝豆の塩茹で、静岡産カツオの角煮、若鶏唐揚の甘酢絡め)

 

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6、ジャコと大葉刻み入りおにぎり
7、ハニーバンタムとうもろこしの冷製コーンポタージュ

 

◎6時限目(利き酒テスト優勝者発表とブラインド酒の人気投票の発表)
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今回の利き酒テスト全問正解者は長尾君と、やっとやっと念願の全問正解を果たした上原さんです。いつもは和装でビシッ!と決めてくれるのですが今回はスポーティーなラフな感覚が功を奏したのでしょうか!?
とにかくお二人ともおめでとうございます。
また上原さんは「酒友・利き酒認定証」を手にして大変喜んでおられました。

そして、最後にブラインドされた酒の人気投票の結果です!「なるほど順当ですネ」という酒と「以外や以外に!」というものが色々と混ざった結果となりました。

ベスト1→幻舞・特別純米 山田錦(11ポイント)、十四代・中取り 純米(11ポイント)
ベスト2→宗政・純米吟醸(10ポイント)
ベスト3→富久長・純米吟醸(9ポイント)

ワースト1→越前岬・シュタルクカイザー超辛口 純米(12ポイント)
ワースト2→田酒・特別純米(7ポイント)
ワースト3→飛露喜・特別純米(6ポイント)

何と世の中で「プレミア酒!」と騒がれている酒が2つもワーストの2番と3番に入り十四代が何とかプレミア酒代表として死守しました!
世間一般では「辛口が好き」と言われる方が多いですが、世の中のプレミア酒を見ても分かる通り、本当は世間ではやはり「フルーティー酒」がもてはやされてます。好まれる酒質は分かっていたので、一般蔵酒の方に若干多くその様なタイプを入れ、1つだけわざと「辛口酒」も入れ絶対ベスト1とワースト1になるだとう酒はドンピシャ私の思った通りになりました!多分「田酒」もブラインドでやればワーストに入るだろうと思ってましたが、やはりワースト2になりましたか…。
そして「宗政」は当店でも大人気の「射美」と酒質が似てるので、ベストに入ると思って出品してみましたが、これも予想通りベスト2に入りましたネ!ただ1つ以外だたのが「飛露喜」のワースト3でした。しかし、これをフルオープンの利き酒で行えば必ず結果は変わっていたハズです!!

さて、次回は久々日曜日8月21日(日)開催となる会です!この会より「酒友・新企画の会」としてベースとなるテーマは『日本酒の常識が非常識!を学ぶ会』です。
例えば『日本酒は山田錦・雄町など「酒米」を使用すると「美味い酒」が造れるが、食米(一般米)などでは「美味しい酒にはならない!」』とか「日本酒は米と米麹のみで造られる混ぜ物が一切なしの酒である!」とか「alc添加は失敗した時、味を補正する時の手段で混ぜ物の酒だ。だから混ぜ物をしない純米酒が本当の日本酒である!」とか「山廃や生もとの酒は純米酒を昔ながらのやり方で造った酒だ!」とか「山廃や生もとの酒は酸っぱくて木のような香りがするとてもクセのある酒質でマニアックな酒通の人が飲む酒だ!」など、書き出したらきりがない程に多くある。
『日本酒に対する固定概念=日本酒の常識』です!!

しかし、皆様はこれらのことを1つ1つ検証した事がありますか!?「酒の本に書いてあった」とか「酒をよく知る人が言っていたから」とか「何となく聞いていたから」とかではありませんか!?
つまりこういう『日本酒の常識』と思われているモノの殆どが「全くのウソ!」とは言いませんが、色々な理由があって「型にハメて決めつけて言った方が、楽にコトが進む!」と言うコ事で語り継がれて来たものが何と多くあることか!!それらの「間違った常識」をちゃんとした日本酒の賢識者から正しい知識を教えてもらいながら実際に飲んでみることによって「あっ本当だ!思い込んでいた事とは違う!」と分かるハズです。
つまり次回から定期的にスタートする『酒友・新企画の会:日本酒の常識か非常識を学ぶ会』が正にここにスポットを当てた『会』なのです!!

次回8月21日(日)記念すべき第1弾のテーマの会は『一般米で、山田錦を越える酒を造るシークレット蔵元の杜氏(兼社長)を囲む会』です!!

全国に酒食は約1600蔵ありますが、敢えてわざと酒米を使用しないで「一般米」だけを使用して「絶対に酒米を使用した酒以上の酒質を造ってやる!!」という気持ち意気込みを持って酒を造る蔵元がその1600蔵の中に唯一1蔵だけあるのです!!今回は敢えて「蔵元名」を事前発表しません!!『本当に日本酒が好き!だからこそ有名蔵の酒を追っかけるだけでなく、色々な日本酒の蔵の酒を飲んでみたい!日本酒に関する色々な本当の知識を知りたい!』と言うこれからの日本酒業界を正しく発展に貢献していける『本物の日本酒ファン』の方々に参加してもらいたくて、今回は蔵元名をシークレットとさせて頂き「参加した人だけが全て理解出来る!」としました!!

夏休み中で子供達やお友達との約束事も多く、普段よりも参加し難いとは思いますが、今後も引き続き他の色々なテーマの会の予定が詰まっており、今後また同じテーマの会を開催する予定はありません!!
『酒友の日本酒の会』の殆どが一生に一度の「一期一会の会」なので、約束の入っている方は何とかずらせる約束はずらして、是非日本酒業界「初」となるこの会へ参加してみて下さい!貴方の日本酒不ライフが必ず変わります!!
『8月21日(日)の会』の詳細はここをクリックして下さいネ!


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TEL:06-6821-2985