第63回『天山・七田(佐賀)七田社長を迎えた日本酒の会』終了レポート
更新日:2016/07/22
先月6月25日(土)私のお気に入りの酒の1つ天山酒造の「天山・七田」の会が無事終了しました。
銘酒「七田」は現社長6代目七田謙介氏が2009年(H21)に就任してからの「新ブランド」なので残念ながら大阪ではまだ「知られざる銘酒」の1つと言えます。
銘酒「七田」を一言で言うと「米の旨味を引き出しその旨味をより際立たせるため酸でコーディングして一体感のあるバランスを醸し出している!」という感じですね!
また、その旨味に一役買っているのが蔵裏側にある天山より長年かけて岩肌をすり抜けてミネラル分を十分に蓄えて湧き出てくる清水だ。この水は珍しく「兵庫の宮水」に匹敵する程の硬水でこれらが「七田の酒」のベースを使っている!
そして七田の造りの特徴としては米をあまり磨かず精米歩合75%として色々な酒米を使い分け各々の米の旨味を引き出す!と言う杜氏のウデがしっかりしてないと精米歩合が低い分雑味の多い酒質となってしまう。その旨味が見事引き出された酒質は、地元「佐賀牛」と相性が抜群である!あと余談ですが、七田社長は「プロレス」の大ファンで、特に「ドラゴン若波巳」のプロレスのマスクに模したデザインロゴがプリントされている!
これがその噂のTシャツだ!私の横にいる酒友大会実行委員長こと北村氏が、また大のプロレスファンで二次会は七田社長とずっと話をしていた!中央白ジャケットの方が七田謙介社長。因みに新日本プロレスのあの「佐々木健介」とは名前は全く関係ないそうで…
またもや余談だが佐賀県に神戸のプロレス団体「登竜門」が興行に来る時は佐賀県を代表する酒蔵・天山酒造のために粋な計らいで「天山マスクマン」が登場します!
これが「天山マスクマン」です!!
そして、また厄介な蔵元が佐賀県にはもう1蔵ありまして、去年店頭の「日本酒の会」に来て頂いた「古伊万里・前」の蔵元さんです!そこの小林専務も相当なプロレスファンで七田さんに対向して「前マスク」を作って他のプロレス団体のレスラーに被ってもらい登場させているのだ!
近々、七田さんは「天山マスクマンVS前マスクマン」の対決を実現させる!と言っていました。
日本酒とは関係ないマニアックな話を長々書いてしまいスイマセンです。つまりこれだけプロレスの話を書く酒友店長も実は「ドラゴン藤浪辰巳」の大ファンでした(バレてしまった!!)
さてさて、話を『酒友・七田の日本酒会』に戻しまして、そろそろ『七田の会』の様子を紹介していきます!
その前に、当店「酒友」が毎月1〜2回開催する『日本酒の会』は正式には『日本酒学校』と言いまして、蔵元さんをお招きして日本酒の会を進行していく様を「学校の授業形式」にたとえて「会を盛り上げていく6つのイベント」を「1〜6時限目までの授業」に置き換えて進行させていく!と言う今までどこにも無かった「酒友」だけの「唯一無二のスタイルの日本酒会」なのです!!
では、まず今回『天山・七田の会』へ出品したお酒から紹介していきます。
1、(25By)七田(山田錦)H25醸造 熟成純米75(火入)
2、(26By)七田(雄町)ひやおろし 純米75(火入)
3、(26By)七田(山田穂)ひやおろし 純米75(火入)
4、(26By)七田(山田錦)山廃旨口 純米65(火入)
5、(27By)七田(五百万石)純米吟醸 無濾過55(生)
6、(27By)七田(雄町)純米吟醸 無濾過50(火入)
7、(27By)七田(愛山)ひやおろし 純米75(火入)
8、(27By)七田(山田錦/レイホウ)山廃旨口 純米65(火入)
9、(27By)七田(出羽燦々)夏純 純米60(火入)
続いて「仕込み水」です!
◎朝礼(蔵元様の挨拶)
右の方が佐賀県を代表する「天山・七田」の七田謙介社長様です。
◎1時限目(正しい利き酒方法を学ぶ授業)
全国利き酒選手権大会(大阪大会優勝・全国大会第4位)でも名を駆せる酒友店長が利き酒のコツ、ポイント、裏技など自身の経験より一般の方にも分かり易く伝授します。この方法はワイン、ビール、他の全ての利き酒に適応できるので、日本酒ならまず身に付けておきたい実技ですネ!
◎2時限目(実際に参加蔵の出品酒を利き酒してみる授業)
皆様真剣に利き酒されてますが1人だけ「仕込み水」を持った余裕の方がいますネ!!あれ?もしかして春ちゃんかな!?
◎3時限目(利き酒テストの授業)
2時限目(利き酒してみる)と3時限目(利き酒テスト)において、まだ難しくて出来ない方は無理に利き酒する必要はありません!ただ「何番の酒が美味しいか?」だけ利き酒してもらっても構いませんヨ!『酒友・日本酒の会』は一切強制のない「初心者の為の会」です!!
◎4時限目(蔵元による本日の出品酒の説明と給食時間の開始!)
さて、この授業から蔵元様はフル回転してもらいます!まずは「本日の出品酒」の説明からです!
そして本日「天山・七田」の酒質に合わせて特別に考案された「コース料理」の紹介です!
「天山・七田」の基本酒質は「米由来のしっかりとしたまろみある旨味」なので、そこに重点を置きました。
1、夏の前菜(佐賀・鳥柄市Gアスパラのマヨネーズ焼き、オクラのおひたし、胡瓜のイクラ添え)
2、夏のお造り四種(佐賀・呼子町ケンイカ、静岡・初カツオ、宮崎・若ぶり、とろサーモン)
3、夏のパスタ(有明海の舌平目風タラフィレのバターソテー他のクリーミーパスタ)
5、酒肴八寸(佐賀牛ミンチのジャーマンポテト、徳島・湯上がり娘枝豆の塩茹で、有明海苔佃入り出し巻き、有明海浅利むき身旨煮、有明海の色々魚介の南蛮漬け)
6、佐賀米(サガビヨリ)の巻き寿司といなり寿司のコンビネーション
7、佐賀・神崎町ソーメン入味噌汁
◎5時限目(蔵元と話そう!ディスカッションの授業)
参加者の質問に対して返答する七田社長(因みに七田社長の左肩あたりにチラリと見えるレスラーマスクは実際に試合で使用されたタイガーマスクとドスカラスのマスクです!これは酒友大会実行委員長の北村さんが七田社長を盛り上げる為に持参して下さった超貴重なマスクです!)
◎6時限目(蔵元グッズプレゼントゲーム大会の授業)
今回、七田社長が御用意して下さった「蔵元グッズ」です!
七田ネーム入りシーズン生地の前掛けと七田ネーム入りニコちゃん利き猪口です!
「ゲーム大会」は2種類やって各々をクリアして「蔵元グッズ」を手にする事が出来ます!
そして「七田シーズン生地前掛け」を見事GETされた方々は男前と和服美人のお二人でした!
◎終礼(利き酒大会優勝者の発表&本日酒のベストとワースト発表と終了の挨拶)
皆様拍手されてますが、実は「本日の全問正解者」はいませんでした!!
そして恒例の「酒友」前での記念集合写真です!
どなた様も晴々とした思いっきり「七田の会」を楽しんだ!と言う笑顔ですネ!
(本日のベストショット)
美女お二人とお話しする七田社長&最高の笑顔を見せる大会実行委員長の北村氏
クールな酔人向山氏よりお酌される七田社長
真剣ながら陽気にお話する七田社長
この様にお酒の色々な知識や利き酒の方法を学びながら蔵元様と密接してお話したりゲーム大会で超盛り上がったりと、様々な方法で蔵元様と一緒になって楽しむ日本酒の会は大阪でも「酒友」だけでしか体験できません!
さて、次回はいよいよ若波酒造(福岡)から日本酒業界のアイドル杜氏「今村友香ちゃん」が来てくれます!
ラッキーな事に少団体のチームが止むなく仕事の都合で空席ができてますので、一応ギリギリになってもこういう事はつきものなのでい一応電話をしてみて下さいネ!では皆様のご参加お待ちしております!!
酒友:06(6821)2985
(※『若波酒造・友香杜氏と一緒に楽しむ日本酒の会』の詳細は前回ブログページを見てネ!)