第62回『東一(佐賀)勝木技師(製造部長)を迎えて全ての東一酒と料理を楽しむ会』終了レポート

更新日:2016/07/05

IMG_1193
此の度6月4日(土)に、東一蔵元・勝木技師を迎えた日本酒学校(蔵元交流会)を無事終了しました!
東一酒造(佐賀)の勝木さんとは日本酒の師匠・故永谷先生が同じで、言わば兄弟子みたいな関係で、約20年前に知り合い、お会いするのが何と「16年ぶり」であった。つまり勝木さんが40歳代前半で、私が30歳代半ばの頃である。16年ぶりに会った勝木さんは見かけやイメージはあまり変わりはなかったですが、流石に毛髪は大分白くなっておられました!!かく言う私はぐっと体重が増え、白髪もぐっと増えましたが…

 

IMG_1247
16年ぶりに再会した兄弟子と言うには大変おこがましいですが、右側の方が「勝木」さんです!!
勝木さんは当時より故永谷先生の御墨付きの天才肌の研究者だった為、同じ先生の弟子同志といっても知識的には雲泥の差があり、それが酒友が蔵元を招いての日本酒の会(日本酒学校)を62回も重ねてきても、中々気易く勝木さんへ「来て下さい!」と言えなかった理由である。
私が考える『蔵元を招いての日本酒の会』と言うものは、単に蔵元を呼んでお話してもらい、料理とその蔵の酒をまとめて出すだけの所謂『蔵元を「出し」にしただけの会』にしたくなくて、蔵元(社長か杜氏に限る!)と一緒になって蔵元が日本酒について語る時(説明する時)ちゃんと全く同じレベルになって蔵元の補佐をしながら参加者の人達に色々と教えなければ、せっかく来て頂ける蔵元様に失礼になる!と思っていたので「酒友」創立24年も経つのに「蔵元を呼んだ会」を開催するようになったのは、ここ数年前からなのです!私の独断と偏見で言わせてもらえるなら、最近の「日本酒もどき店」の多くは簡単に蔵元を呼び過ぎである!と思われる。そしてその際に決まって「お客様の為に」とか「日本酒のファンを掘り起こす日本酒底上げの為」とか、結構な理屈をこじつけて言っている!その前に自分自身が確固たるあらゆる日本酒の知識を身に付けていないと、普段からの営業途中に来店されるお客様からのいかなる質問に対して100%即答できない!そんな状態で「日本酒専門居酒屋」や「日本酒Bar」と軽々しく名乗っていたのでは「日本酒の素晴らしさを教える為の日本酒の底上げ」など言うこと自体「本末転倒」ではないか!?とあくまでも私は私自身に問いかけて「楽したお金儲けの為の知ったかぶった見せかけの専門店」に逃げないよう自己規正を厳しくして来た結果、これだけの時間を費やさなければならなかったからです。(あくまでもこの考え方は私自身の考え方であって、他の人には色々な考え方があるでしょうから誤解しないように!)
少し話が長くなりましたが、この様な理由で確かにもっと早くお声を掛ければ来て下さったでしょうが、自分自身が納得出来なかった為(いやビビっていたからかも?)今頃となった訳です!!
そのためか、今回『東一の会』を終了した時は、最近では珍しく90%以上の達成感に自分自身がつつまれました!!

勝木さんも技師研究者であるので、そういう講義の会、勉強会へは度々講師とでかけますが「東一の酒の会」としては、まず出て来られない方です。そんな方がわざわざ大阪くんだりの小さないち個人店なんかに来て下さる!という事は正に奇跡なのです!それは重々分かっていたので私はいつも開催する6つのイベントの先を読み、色々な事を想定して全て何があっても対処出来る体制をとって準備していたので、勝木さんが話の途中「速醸もとと山廃もとは同年に開発され、その時代は…」と一瞬詰まった際でもすかさず「明治42年です!」などと他にも色々と補佐が完璧に出来たので、勝木さんもスムーズに色々な事をしゃべって頂けた事に自分自身大変よくやったと自覚出来たからです。
つまり、この感覚が先程お話した「蔵元と同じレベルになるまで会は開催しない!」と言った事なのです!来て頂いた蔵元に恥をかかせないで、そっと補佐してスムーズに会を進行する事が、開催者の仕事で常に汗をかいて会が終了するまでは参加者に目をやり参加蔵元の話す一言一句も聞き漏らさず、ちょっと詰まった時はすかさずフォローに入るなど一刻も休む暇は無いのです!!
こうする事で初参加の蔵元も最初は「今までにない日本酒の会って何だ!?」と思ったような顔つきをされているが、終了してみると大抵蔵元の方から両手を差し出してきて「久々、真面目に日本酒と対峙した良い日本酒の会を経験させて頂きました!本当に有難う!」と言ってもらえます。実際、あの勝木さんも両手で握手を求めて来て下さいましたし、6月25日(土)『七田社長の会』が終了した後、七田社長からもこの様に書かれた感謝のメールを頂きました!!つまりこういう『蔵元と同じレベルとなった店が開催する日本酒の会』というのが『酒友にしかできない今までになかった日本酒の会』という事で、会が終了すると蔵元も理解して頂けるのです!!

いつものように大分前置きが長くなってしまいましたが『東一・勝木技師を迎えた日本酒学校』の様子を紹介していきます!
いつものように当店『酒友・日本酒学校(蔵元交流会)』は、学校形式に置き換えた『日本酒の会』なので会を盛り上げる「6つのイベント」を「6つの授業」として進行していきます。

 

◎朝礼(酒友校長(店長)、蔵元、取り扱い酒屋の順で挨拶)
IMG_1210
私の右手で半分隠れている方が、今回「東一」を取り扱っておられる池田市の「今仲酒店」の今仲社長と、中央が私、そして私の左側の方が兄弟子と言うにはとんでもない方「東一」の勝木慶一郎技師(製造部長)です!

IMG_1209
勝木さんは九州全土はもとより本土の多くの蔵元の酒造りの指導もなさっています!

 

◎1時限目(校長による「正しい利き酒方法を学ぶ」授業)
IMG_1211
全国利き酒選手権大会(大阪大会優勝、全国大会第4位)でも名を駆せる酒友校長(店長)が、利き酒のコツ・ポイントなど分かり易く伝授します。この利き酒方法はワイン、ビール他全てに適応する日本酒ファンなら必ず身に付けておかなければならない実技です!!

 

◎2時限目(実際に参加蔵の出品酒を利き酒してみる授業)
IMG_1212

IMG_1215
普段、酒を飲む時この様に利き酒する事が皆様経験がないので、今回は良い機会だと思います。
いつも言うように必ずしも教え通りに利き酒する必要はありません。面倒な方々は何番と何番が美味しいか?口に合わないか?だけを利き酒するだけでも構いませんよ!強制なしで楽しく利いて下さい。

 

◎3時限目(利き酒テストの授業)
IMG_1213
皆様真剣に利き分けしています!

IMG_1214
蔵元さんと酒屋さんはこの3時限目までは休憩して頂いてます!

 

◎4時限目(蔵元による本日の出品酒の説明と給食時間のスタート!)
IMG_1216
この4時限目より蔵元さんにはフル稼働して頂きます!
まず、あの勝木技師より直接酒の説明して頂ける事など、他の「東一の会」でも無い事です!!

IMG_1217
山田錦の育成方や、特製の話しも絡めて1本づつ丁寧に説明してくれる勝木さんです!
店長の顔つきもいつもと違って何かおとなしい感じです。
そして、本日「東一」の酒質に合わせて特別に考案されたコース料理の紹介です!
「東一」は大吟醸に至るまで香りに頼った酒ではなく、全て「食に寄り添う」旨味をしっかり出した酒質な為、料理の方も西日本と佐賀県の特産品を使って、食材の旨味を活かす味付けに重点をおきました!

 

IMG_1219
1、前菜三種(鳥栖市産・Gアスパラの油味噌、とうもろこしの旨煮、茄子の煮びたし)

 

IMG_1223
2、旬のお造り四種(呼子町産・剣先いか、有明海の鯛、鹿児島沖・鮪、淡路島産・初鱧)

 

IMG_1227
3、有明海シーフードサラダ(有明海産サルボウ貝むき身とツナの炒り玉子和えシーザーサラダ)

 

IMG_1228
4、佐賀牛のハンバーグ・東一純米酒仕込み特製デミグラスソース煮込み

 

IMG_1230
5、酒肴八寸(有明海産・サルボウ貝のむき身旨煮入りポテトコロッケ、福岡産・明太子入り出し巻き、徳島産・湯上がり娘(生枝豆)の塩茹で、有田町産・鶏の唐揚げ、有明海の珍味)

 

IMG_1233
6、佐賀県産奨励品種「山田錦」70%精米の佐賀の塩使用おにぎり

 

IMG_1239
7、佐賀神崎町産・冷やしソーメン

そして出品酒の説明が一応に終了すると、勝木技師にとっては体験の少ない「東一のファンが集う一般日本酒ファン」の中に入って頂き、個々各々と直接お話しをしてもらいました!今日の参加者はメッチャラッキーです!!
こんあ日本酒の技師さんとは仲々直接お話しできる機会はそうそう無いですから!!

 

IMG_1220

IMG_1221

IMG_1224
美女に奨められて自分の造った「東一」を飲むのは格別に「美味しい!」でしょ。勝木さん!

それでは今回の出品酒を紹介しておきます。

 

IMG_1193
今回は「東一・梅酒」も含め全11種類を出品しました!

 

IMG_1194
1、東一・大吟醸39 雫取り斗ビン囲い(火入)
2、東一・純米大吟醸39(生)

 

IMG_1195
3、東一・純米吟醸49 うすにごり(生)
4、東一・純米吟醸49(火入)
5、東一・吟醸49(火入)

 

IMG_1196
6、東一・純米64(故・永谷先生提案酒)うすにごり(生)
7、東一・純米64(故・永谷先生提案酒)(火入)

 

IMG_1198
8、東一・純米吟醸49 甲州勝沼ワイン樽貯蔵・限定品(火入)
9、東一・純米吟醸49 Nero(低アルコール酒13度)(火入)

 

IMG_1206
10、東一・大吟醸39 全国新酒鑑評会出品酒(火入)
11、東一・紫蘇梅酒

 

◎5時限目(蔵元と話そう!ディスカッションの授業)
IMG_1237
参加者の皆様の質問に丁寧に答える勝木技師

 

◎6時限目(蔵元グッズをGETしよう!ゲーム大会の授業)
今回「東一」の瀬頭社長が御用意して下さった「蔵元グッズ」がこれらです!
IMG_1199
前掛け(数前)と東一吟醸ペアグラス(10コ)です。

 

IMG_1234
「さて、次はどんなクイズ問題にしようか?」と相談し合う勝木さんと店長

 

IMG_1235
「よし、次はこのクイズ問題で決定!」といった表情ですネ!

 

IMG_1240
オッ!プレミアな「東一前掛け」をGETしましたネ!

 

◎終礼(利き酒大会優勝者の発表&本日のベスト、ワーストの発表&終了の挨拶)
残念ながら今回は全問正解者はいませんでしたので、酒友認定の「利き酒免許」の発行はありません!
IMG_1241

IMG_1243
勝木技師による締めの挨拶で「東一の会」は無事終了致しました。

 

IMG_1246
毎度恒例の集合記念写真!!勝木さんの横、北村氏の「ブルーの東一Tシャツ」が光ってます!
この様にして、今まで62回目の「日本酒の会」である意味最大に緊張した『東一・勝木技師を迎えた日本酒の会』でしたが、スタート前から色々な事を想定してやる事、しゃべる事等を準備しておいたため何とかミス無く(あくまでも自分自身でそう思っているだけかもしれませんが…)無事「会」を終了する事が出来ました!!
本当に東一の勝木さん遠路はるばる「酒友」まで来て頂き、「東一の会」を開催して下さり有難うございました!
また東一の瀬頭社長も酒友での会の開催を快く認めて頂き有難うございました!

さて次回の「酒友・日本酒学校」は、蔵元様にはお休み頂き店長が1人で開催する「日本酒の会」となります。
蔵元様を呼ばない分、店長が色々な蔵元の酒を出品できます!それで今回の日本酒のテーマは『超有名ブランド酒VS一般実力蔵元酒ブラインド利き酒対決!ラベルを見なければどっちが勝つのか!?の会』です!!
果たして全ての酒を「目隠し」して利き酒してもやはり本当に「超有名ブランド酒」の方を「美味しい!」と思うのか?
という以外と誰も注目しなかった所を突いた「酒友」ならではの『日本酒の会』を開催します!
また特典として、まず次回の会(7月9日の会)に参加された方を基本中心として8月『鍋島・飯盛社長を迎えた日本酒会』へ参加し易くさせて頂きます。それらも含めて『7月9日の会』へどんどん参加してみて下さい。
詳細はここをクリックしてネ!!


« »

TEL:06-6821-2985