『上善如水スパークリングについての思考と取材について』

更新日:2016/06/22

今回は多分に「地酒専門居酒屋」や「地酒に拘る店」などと謳っている店では、まず絶対に取り扱わない酒だろうが、しかし「一般日本酒ファン」の方々の中には、結構根強いファン層を持つ銘柄が『上善如水』である!しかし『上善如水』という酒は面白い酒で今から約25年前頃、新潟県の白瀧酒造が酒質の一新を目指して勝負に出た酒であった。当時は大阪でも有名な地酒などから販売され、その頃の地酒専門居酒屋も引く手あまただったか、数年後からは何故か「地酒屋」からはほとんど販売されなくなり、その販売窓口が所謂「コンビニ」となった!当時それに関する噂が色々と飛び交ったが真実は私も知らない。

そして現在大阪では地酒専門居酒屋等では、その多くがいやほとんどが『上善如水』を取り扱っておらず、むしろ普通の居酒屋などが人気の「スパークリング」として、松竹梅「澪」などと共に『上善スパークリング』も取り扱うぐらいとなっている。兵庫県の大手蔵が造る酒などは「大手」ゆえに地酒専門居酒屋などが、取り扱わない事も分からないではないが、白瀧酒造は新潟においても「地酒蔵」と呼ぶにふさわしい石数の蔵元なのに、何故取り扱われないのか…?その答えは販売店が「地酒屋」ではなく、「コンビニ」に多いからだ!つまり私から言うと地酒専門居酒屋と気取っている店の多くは、またそれらの店の信者お客様達は、日本酒は地酒屋等で売られている酒が地酒(日本酒)であって、コンビニで売られている酒は日本酒と認めないようだ!まァこの件について私は他店を「どうのこうの」と言うつもりはないが、上善スパークリングのような酒質の酒も料理との相性を考えると必要な旨味のある酒である。

私がいつも言っていることだが、純米酒だろうとアル添酒であろうと、販売店が地酒屋であろうとコンビニであろうと手造りの酒であろうと機械が造る酒であろうと、ちゃんとした蔵元が特定名称を偽ってラベルを張り替えしていない限り、その日本酒の中身と設定定価で自分が利き酒して、中身がが定価を上回っている酒(コスパの良い酒)なら、私は何のためらいもなく自店「酒友」でお客様に胸を張って奨めます!!まァここまで言えるようになるまでは「酒友」を24年前に立ち上げ、それ以前の若い頃より日本酒を研究し、利き酒して来て色々と疑問が出てくると、その都度製造蔵元へ電話を入れ、その答えを利いて理解出来ると自分流の言葉に置き換え、お客様に分かるように説明しながら提供してきた長年の自身があるからで、私が勝手に想像と思い込みだけでお客様に好き勝手に話を作ってしゃべっていないという事をちゃんと分かってくれる常連様やお客様がいてくれるからこそ、どんな酒であっても本当に自分が納得して気に入った酒なら奨め売る事が出来るのです!!

このブログを読んで下さっている「本物の日本酒ファン」の方々なら、純米酒(速醸もとで造る限り世の中の95%以上の酒が混ぜ物の酒と言える!)であろうと、アル添酒(ピュアなエタノールである蒸留酒を添加して造る酒の方が純米酒よりよっぽど体にとっても優しい酒である!)であろうと、販売店がどこであろうと、酒がちゃんと管理されているなら、自分の舌で利き酒して確かめてから「定価以上の酒」と思ったらそれはそれで「認めるべき日本酒」であるハズと分かって頂けると思います!!

だからと言う訳ではないが、実は今年(H28)の4月27日(水)に『上善如水スパークリング』を紙面に載せるために(株)酒販新聞から『上善スパークリングを取り扱う日本酒専門店』として、当店『酒友』に取材依頼が入りました!このブログをいつも見て下さる方々や、酒友・日本酒の会へいつも参加して下さっている方々なら知っている事ですが「上善スパークリングのポスター写真に出ているモデルの女性」が「酒友」のお客様である事を当店のブログから知ったようで、取材依頼が入ったのです。

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この左の方がそのモデルの女性(コルディエ裕美子さん)です!

そしてこれが今回酒販売新聞に載った当店「酒友」の記事です!

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一応、新聞紙面上は「上善スパークリング」と「酒友」について上手に書かれていますが、勿論私は『上善スパークリング』について良い面やどのような料理がどういう理屈で合うのか!?などや、世の中の日本酒専門居酒屋ぶっている店らが『上善如水(スパークリング)』を扱おうとしないのか?や『上善如水』の相性的な欠点などを原稿用紙2米にぎっしりまとめて取材側へ渡しました。がしかしその中より採用された所は「相性良い料理」の所でした。まァ『上善如水・白瀧酒造』が依頼した取材なので、マイナス面や取材意図と関係ない日本酒専門居酒屋らが取り扱おうとしない面などが、紙面に載るわけがないのですが…

しかし、今回は上善如水側が取り上げなかった原稿部分に『世の中の日本酒ファンと日本酒専門もどき居酒屋らの日本酒に対する歪んだ考え方』について、大変重要な事をかいているので、今回はその部分を取り上げて発表したいと思います!!

この「原稿2枚」が取材側へ手渡した物です!

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『上善如水スパークリングについての思考』

○上善如水スパークリングの酒質

酒単体で飲むと「甘味を抑えた水々しい旨味のサイダー様」で、それ程感動はない。

○しかし相性の合う肴と一緒に食べて飲むと一変する!
特に相性の良い肴とは?
・アミノ酸を多く持つ肴→塩辛など珍味類、チーズ類、味噌類他…
・酸味を持つ肴→ケチャップ、マヨネーズ使用の料理など…
・塩辛さのある肴→魚の塩焼き(へしこ、塩辛珍味類、塩っ辛いチーズ類)

○「上善スパークリング」の相性総括
和食よりも洋食系のソース、チーズ類と相性良し。
和食なら珍味系、塩の効いた料理、味噌料理等と相性良し。

○「上善如水スパークリング」を含めた「上善如水」系の欠点
25年以前の登場の頃からだが、よく冷やして提供する酒である。
常温に近づくに連れ「欠点のアラ」が目立ち出す。

○世の中の「日本酒ファン」から見た「上善如水」との関係
世の中の「日本酒ファン」と言う人々は数多く存在するが、それは「3タイプ」に分類出来る。

タイプ1)日本酒の難しい所は一切無視して、ただ飲んで「美味しいか」「不味いか」だけを判断する人々。

タイプ2)日本酒について語りたい為、発酵のメカニズムなど難しい所は無視して基本的なやさしい所だけを理解して、あとは自分勝手に色付けして思い込みで話したがる人々。

タイプ3)「日本酒が好き」ゆえに、どこまでも深く理論、理屈、歴史学や酒税法等と発酵メカニズムまでも理解しようと一生懸命努力する人々。そして一番厄介な人々が、当然「タイプ2」の人々で、最も多くの人々がいるクラスで、日本酒を趣味とする一般の人々の他に、ただ日本酒も取り扱っている居酒屋や酒屋らも多くいて、これらの人々はまず、字の如く「混ぜ物の無い酒が「純米酒」で「アル添酒」は混ぜ物酒ゆえの良くない酒」と決めてかかっている人々。それなら世の中の「超有名蔵」のほとんどが「アル添酒」を造っているのは何故だろう?又、出品酒の酒もほとんど「アル添酒」なのに出品酒の「アル添酒」は有難がるのに、それ以外の「アル添酒」は何故か否定する。この様に全く理屈が通らない人々が多く、これらの人々が日本酒の発展を邪魔しているのだ!

そして「タイプ3」の人々は世の中の酒造りの95%以上が「速醸もと造りの酒」で、その基本となる「醸造乳酸の添加」こそが「濃縮乳酸による安全とは言えない取り扱い注意の酸」と知っていて、ある意味「アル添よりもひどい混ぜ物酒」と知っているがそんな事よりも「安くても美味しい酒が何より1番である!」とちゃんと理解している人々である。つまり日本酒ワールドとは「純米酒とアル添酒の両方で日本酒!!」であり、仕込み方法は今の時代それ程関係はない!それよりも何故有名実力蔵のほとんどが「アル添酒も造っている!」という事を考えて欲しい!

本当に混ぜ物が無い酒が良い!と言うなら明治42年以前の何も一切添加しないで、乳酸も酵母も自然界に由来して造る「生もと造り」の酒しか良いと言えなくなる。

そんな本物の古式生もと造りの酒を探すなら、日本酒100%の内、数%しかそんな酒は存在しない!
また更に「タイプ2」の人々はコンビニやスーパーで売っている酒をバカにする傾向が多い!だから世の中の「自称日本酒専門居酒屋」と謳っている店の多くは「上善如水等の酒」は取り扱いないハズ。つまり「タイプ2」の様な中途半端な勉強しかしていない人々が勝手に自分自身の考え方を押し付け、何も知らない「タイプ1」の人々らをウソで感化してしまう為、ますます日本酒の発展が防げられていくのです!!

しかし数少ない「タイプ3」の人々らは現代の酒は、ほとんどが「混ぜ物の酒」と知っているので、そんなつまらない事は気にせず、とにかく「安くて美味しくて入手し易い酒が1番」と知っているので、そういう意味で「上善如水の酒」は素晴らしい利点も多く持つ酒と理解しているので、当店「酒友」でも取り扱っているのです!!

最後に「純米造りの酒であろうと、アル添造りの酒であろうと、所詮両方共混ぜ物酒なのだから、そんな事を言うより「安くて美味しい酒が1番である!」という事をもっと皆様理解して欲しい!

更にもう1つ言っておきます。誰もに「醸造酒」と「蒸留酒」とではどちらが体に優しい酒か?」と聞くと、大体の人々が「蒸留酒」と言います。それは蒸留酒(焼酎)の方が、糖分やアミノ酸が含まれていないので、よりピュアな酒に近く、二日酔いにもなり難いと知っているからです。それを原料とする「醸造alc」が純米造りの酒に添加されると、何故「純米酒よりも悪い酒となるのですか!?」と尋ねると100%誰も返答できません!だから私は「アル添酒の方が純米酒よりも体には良い酒なのですよ!!」と常々教えているのですよ!


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